結論から書きます。楽天ふるさと納税は、いつ寄付しても同じです。2025年10月1日から、通常ポイントも、お買い物マラソンの買い回りカウントも、SPUも対象外になりました。「マラソンまで待つ」「5と0のつく日にまとめる」という攻略法は、いま検索で出てくる記事に残っていてもすでに成立しません。
タイミングで選ぶ意味がなくなった代わりに、見るべき基準が変わりました。何が変わって、いま何を基準に寄付すればいいのかを整理します。
2025年10月1日に何が変わったか
総務省がふるさと納税の指定基準を見直し、ポイントを付与するポータルサイトを通じた募集が禁止されました。適用は令和7年(2025年)10月1日からです。これを受けて、楽天ふるさと納税でも付与ルールが変わりました。
| 項目 | 2025年9月30日まで | 2025年10月1日から |
|---|---|---|
| 通常ポイント(100円で1ポイント) | 付与 | 付与されない |
| お買い物マラソン・スーパーSALEの買い回り | ショップ数にカウント | カウントされない |
| 買い回りのポイント付与 | あり | なし |
| 全ショップ対象キャンペーン | 対象 | 対象外 |
| SPU(楽天モバイル・楽天銀行+楽天カードなど) | 対象 | 対象外 |
| カード決済に伴うポイント | あり | 引き続きカード会社から付与 |
楽天の公式告知にも「カード決済に伴って付与されるポイントにつきましては、引き続きカード会社から付与されます」と書かれています。残っているのはこれだけで、寄付する日やキャンペーン期間とは関係ありません。
「5と0のつく日」「お買い物マラソン」を待つ必要はありません
5と0のつく日のポイントアップも、マラソン・スーパーSALEの買い回りも、ふるさと納税の寄付は対象外です。1自治体を1ショップとして数えて買い回りを進める、という以前の使い方もできません。
待っている間に返礼品が品切れになるほうが実害が大きいので、欲しい返礼品が在庫にあるときに寄付するのが合理的です。
以前はどれくらい得だったのか
かつては、お買い物マラソン中に5自治体へ寄付すれば、それだけで買い回りのショップ数が5つ進みました。寄付額そのものにもポイントが付いたので、3万円の寄付で数千円分が戻ることも珍しくありませんでした。「ふるさと納税はマラソン中にやるもの」という攻略法は、この仕組みがあったからこそ成立していたものです。
いまはこの上乗せがまるごとゼロになりました。つまり、タイミングを工夫して得られる利益は存在しません。逆に言えば、返礼品の中身そのもので選べばよくなったということでもあります。同じ寄付額でも内容量や品質の差は大きいので、比較する労力はそちらに回すほうが割に合います。
ポータルサイトを乗り換える意味もありません
ポイント付与の禁止は全ポータル共通のルールです。どのサイトを使っても寄付に対するポイントは付きません。乗り換えを検討するなら、ポイントではなく掲載されている返礼品の品揃えと、寄付金控除に関する証明書の発行に対応しているかで選ぶことになります。使い慣れたサイトを変える理由は、実質ありません。
では何を基準に寄付するか
ポイントという変数が消えたぶん、判断基準はシンプルになりました。
- 上限額に収まっているか。超えた分は全額が自己負担です。まず限度額シミュレーションで確認してください
- 配送時期。果物・海産物は収穫期指定が多く、数か月先に届くこともあります
- 在庫。人気の返礼品は年末に品切れます。おせちなど季節物は特に早く終わります
- 冷凍庫の空き。まとめて申し込むと、同じ時期に大量に届いて入りません
金額から選ぶなら寄付額から選ぶ一覧に金額別のおすすめをまとめてあります。楽天の実データで、レビュー数の多い返礼品を並べたものです。
年内に間に合わせたいときの期限
その年の控除にするには、原則としてその年のうちに決済(入金)が完了している必要があります。クレジットカード決済なら決済した日が基準になりますが、自治体やポータルによって年末の受付締切が早まることがあります。12月下旬に寄付する場合は、返礼品ページの案内を必ず確認してください。
そして年末の寄付でいちばん多い失敗は、ワンストップ特例の申請書を出し忘れることです。申請書は翌年1月10日必着で、年明けに気づくと間に合いません。間に合わなかった場合の取り戻し方はワンストップを忘れた・1月10日を過ぎたときの手順にまとめています。
2026年10月の改正で、内容量が見直されることもあります
2026年10月に指定基準がさらに改正され、自治体が返礼品や事務費に使える経費の上限が5割から47.5%に引き下げられました(2029年には40%以下になる予定)。影響として同じ寄付額での内容量の減少や、区域外で加工された品の取り扱い終了が起きています。
「セールを待つ」ではなく「欲しい返礼品が今の条件で手に入るうちに動く」ほうが、いまは理にかなっています。改正の詳細は2026年10月改正で何が変わったで解説しています。
よくある質問
楽天ふるさと納税で今もらえるポイントはありますか
カード決済に伴ってカード会社から付与されるポイントだけです。楽天市場側の通常ポイント・キャンペーン・SPUは対象外になりました。寄付する日によって変わるものではありません。
買い回りのショップ数にはカウントされますか
されません。以前は1自治体=1ショップとしてカウントされましたが、2025年10月1日以降はカウント対象外です。マラソン中に寄付しても、ほかの買い物の倍率は上がりません。
ほかのポータルサイトなら今もポイントが付きますか
付きません。これは楽天だけの変更ではなく、総務省の告示改正による全ポータル共通のルールです。付与をうたうサイトを探しても見つかりません。もしそうした表示があれば、情報が古いか、制度上問題のある表示です。
寄付は何月がいちばんお得ですか
お得な月はありません。強いて言えば、上限額が確定しやすい11〜12月は寄付額を決めやすく、1〜10月は在庫と配送に余裕があるという違いがあるだけです。収入の見込みが立っているなら、早い時期に分けて寄付するほうが失敗しにくくなります。
返礼品はいつ届きますか
商品によって最短翌日から数か月後まで幅があります。年末は申し込みが集中して遅延しやすいので、時期を気にするなら発送日を指定できる返礼品を選んでください。
まとめ
楽天ふるさと納税で「いつが得か」を考える時代は2025年9月で終わりました。いまは上限額・在庫・配送時期の3つで決めるのが正解です。古い攻略記事を見て待つと、ポイントももらえず返礼品だけ売り切れる、という結果になります。
制度の仕組みそのものを確認したい場合はなぜ2,000円で済むのか、手続きの流れはやり方5ステップを参照してください。
出典
- 総務省|ふるさと納税の指定基準の見直し等(ポイント付与を行うポータルサイトを通じた募集の禁止・令和7年10月1日適用)
- 楽天市場|楽天ふるさと納税におけるポイント付与ルール変更のおしらせ(通常ポイント・買い回りカウント・SPUの対象外、カード決済分は継続)
※2026年10月時点の情報です。最新の条件は楽天ふるさと納税の告知と各自治体の案内をご確認ください。